夏至の朝。普段は早朝開いていない測候所が開くということで、予約の抽選の列に並び当選し行ってきました。
前日から曇りの予報で、雨は昼以降からという天気予報を信じて、朝の3:30には駐車場に到着。少し車で待機したあと3:50の開所と共に待合場へと移動します。
日の入りは4:30。とのことで、4:00になったら解説が始まりました。夏至光遥拝の100メートルギャラリーを立ち入り禁止にしてそこから光を望むことが出来るというもので、1年に一回しか見られません。
わくわくして、4:10くらいには外に出て覗きに行くと、雨が降ってきました。ちょとすると、降ってきたという生やさしいものでは無くなり叩き付けるような豪雨となり、移動が出来なくなります。
職員の人が傘を出してくれますが、辺りはどんどん雲が濃く雨が強くなっていきます。4:20くらいになると職員の人が、夏至光遥拝のギャラリーの入り口を開けてくれて、出入り自由となりました。職員の人曰く、これは中に入って貰った方が雨宿りにもなるから。とのことで。
日の入り時刻の4:30になるとギャラリーの先端の所は明るくなってきましたが、日の光は差し込まず、ぼんやりとした夜明けになりました。
その辺ちょっと写真には撮りましたが、少し暗くなりました。
せっかく来たので、周りをちょいちょい観光しようということで、ふらつきました。
冬至の時の光の道にあたるところに『光学硝子舞台』がありました。
そこを観に行こうとすると、雨が止み始めます。
朝の散歩ということで、舞台から下の竹林を一周しました。
戻って来たところで、また雨が強くなりましたので、6:00ちょい過ぎくらいにお暇しました。
今度は晴れている時の冬至、春分、秋分の朝にリベンジしたいところです。
こればかりは運ですね。
まぁ、実際この測候所は雨だと閉館している(展示物の大半が外にある為)ので、雨の測候所を観られたというのは得がたい経験でした。
そこから少し時間を置いて、東海道五十三次の展示をちょうどしているMOA美術館に寄りました。
建物もかなり面白かったと、再現された黄金の茶室も凄かったのですが、
その東海道五十三次が、ざざっと写真を撮って良いと言う展示だったので、次の待ち合わせ時間もそれほど無いところから、急ぎ足で一気に撮っての鑑賞となりました。
が、連続で観ると、消失点の作り方や、遠く近くの表現の妙、集中させる点とぼやかす点、などさすがの技法に気がついて「へーへー」と感心しきりでした。
次は是非時間をつくって行きたいものです。