読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぽちぽち歩くと下に落ちてる物に気がつくよね

思いついたことを書き留めておく場所なのです。意味はあまりないんじゃないかな

「Designed by Apple in California」はAppleのレゾネ。

レゾネ
類別全作品目録。総目録。「カタログ・レゾネ」とも。ある芸術家、あるいはひとつの美術館やコレクションの全作品のデータを網羅して記した文書のこと。
( 現代美術用語辞典より )

f:id:shachi_kk:20161116182522j:plain
Designed by Apple in California
が、突然発表&発売になりました。11/16日予約の配本18日となり、おいらの家には本日届いたのですが……
でかい
取り回しも効くかなーと思い、2万800円の方(3万800円の一回り大きい版もある)を買ったのですが、
10.20" x 12.75" と、ずんと大きくまた想いの詰まった重さでした。

まず箱から。
茶色のダンボールにはプルがあり、引っ張ると開くタイプになっていてそれを開けます。
開けると次に白いダンボールがあり、それもプルがあり同じ様に。
そうすると白い包み紙(厚紙)あり、それをむくと本が登場します。
が、その包み紙の裏にアップルのプロダクトがアイコンとして並んでおり少しくすっとします。
本の方はがしっとした重さがあって、ちょっとどこに置いて良いか判らなくなります。
第一印象としては「これ、美術館にあるレゾネと一緒だな」というもの。
Appleのリリースには、こうあります。

これはデザインブックではありますが、デザインチームやクリエイティブプロセスあるいは製品開発についての本ではありません。これは私たちの仕事を客観的に表現したものであり、そのことが結果的に私たちが何ものなのかということを伝えています。この本は、私たちの働き方、価値観、関心、そして目標を描いています。私たちは常に何を語ったかではなく何を為したかによって評価されたいと思ってきました。

成功の度合いはともあれ、私たちは常にさりげなく見える物を作ろうと努力しています。とてもシンプルで、明快かつこれ以外にありえないというくらい必然的なものです。

デザインブック。本当にそのままです。
20年前、jobsが復帰しての変革の第一段であるころんとしたディスプレイ一体型のiMacが登場してからのApple製品がそのデザインを一枚一枚撮られて、そこにあります。
そして、片面だけに写真があるページ。
両面にあるページ。
製品の正面だけのページ。
製品を作る行程が映ったページ。 製品を作る道具が映ったページ。
etc…
そんなものがずずんと広がります。

f:id:shachi_kk:20161118142750j:plain

これはおいらが好きだった G4 cube のページです。
プロダクト、製品としてはすっとまとまり美しさのあるものでしたが、いかんせん当時にしてはあまり速くなく(遅い)、熱がこもり過ぎ、よく熱暴走したり。とちょいと欠陥の多かった愛すべき製品でした。

ですが、これはそういうダメなところまで愛す本ではなくて、デザインを記録し後世に残すべくした本です。
紙にしても、印刷にしてもかなり力が入ってるのが触った「ぬめり感」からも感じられます。

“Designed by Apple in California”は2つのサイズがあり、特別な製造工程で作られた、金箔つや消し銀縁を施して専用染色された紙に、8色分解と低ゴーストインキを使って印刷されています。亜麻糸で製本されたハードカバーのこの本の開発には8年という年月がかけられました。発行元はAppleです。

と、あるように、カバーの力の入れようも半端なく印刷してるArtronさんは最近だとデザイン本印刷のトップで、その力量をいかんなく発揮しています。
そして、ぴしっと閉じたときに見える横からの姿も、白の表紙に銀の紙がまとまってるように見えてまたきれいなのです。
角のエッジがすっと角張っていて、丸みがないことや、本分と表紙のサイズがほとんど差がないものなんて滅多に見られません。

写真の構成なんかも、Appleの歴史を考えると「くすっ」と楽しくなってくる構成で見ていて楽しく思えます。
ほんと、これを「信者のための本」と一笑するのはちょっとだけ待って欲しい感じがします。
デザイン本としてもかなりのクォリティにあると言い切って良いのでは無いでしょうか。

まぁ、おいらが「信者」というのは否定しません。(載ってる製品ほとんど家にあったり、過去あったりしました)

買いましょうとは言いません。
ですが
とても良い物ですので、機会があったら見てみてください。
きっと、良い物を見た。という気分に少しなるはずです。